【第8回】
スリランカを撮る(写真家・廣津秋義)

スリランカ点描
▲町のいたる所で宝くじ売りをみかける。代理店に手数料を支払うだけで店開きができる。その安易さがうけて、この道に入るものは多いがやめる者もまた多い。一枚20ルピーの宝くじを売って一割が自分の懐に入る。薄利多売である。客がこない所は閑古鳥がなく。そんな所へは客も寄りつかない。では、どんな店が繁盛しているのか。 私のみたところでは、売り主の笑顔がある所に客がおしよせる。この写真の女性にはいつも笑顔があった。(撮影2017年12年26日)
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廣津秋義(ひろつあきよし)
写真家。1952年熊本県生まれ。同志社大学文学部卒業。大村次郷に師事。著書に『アジア民俗写真叢書8カルカッタ』(平河出版社・1992年)、『うたごえがきこえる街、カルカッタ』(草土文化・1997年)、『スリランカ古都の群像』(南船北馬舎・2010年)など。スリランカ、キャンディ在住。

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