【第5回】 |
▲「ヘラ・ボジュン」の人気が高まっている。「スリランカの食べもの」がその意である。ライスとカレー料理はない。平凡だが伝統的なスリランカの食べものを扱っている。いわば軽食といっていい。一般の食堂とのちがいは、すべてのことを女性スタッフだけで行っていることにある。ある意味で、画期的な店なのだ。農業省の肝いりで発足、現在14店舗ある。吹抜けの建物が気持ちよい。何よりも安くてウマイのがいい。人気の秘訣だ。(撮影2017年 11月21日) |
●廣津秋義(ひろつあきよし) 写真家。1952年熊本県生まれ。同志社大学文学部卒業。大村次郷に師事。著書に『アジア民俗写真叢書8カルカッタ』(平河出版社・1992年)、『うたごえがきこえる街、カルカッタ』(草土文化・1997年)、『スリランカ古都の群像』(南船北馬舎・2010年)など。スリランカ、キャンディ在住。 |