マラウイ記  ─機械エンジニアが見たアフリカの小国─
著者:木下孝司
判型:四六判
頁数:144頁
ISBN978-4-931246-24-9  C0026
定価:本体1500円 + 消費税

【内容】
 
無い無い尽くしのマラウイで孤軍奮闘する機械屋魂
「ハイテクなんていらない。ローテクこそが必要だ!」
国家予算の半分を海外からの援助に頼る南部アフリカの最貧国マラウイ。1人当たりのGDPは200ドル以下、HIVの罹患率は20%を超え、5歳未満の乳幼児の死亡率は40%に達する──。
 農産品加工機械の設計技師として赴任した著者が見た援助の現場と出会った人々。

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【目次】
──援助の現場から
◎坂の街・ブランタイア◎ブランタイアマーケット◎水道事情◎ワークショップ◎ジュース工場の計画◎ボーホール◎ポンプガード◎アボガド工場と大学教授◎千歯扱きとU君◎マイクロ水力発電◎ハンドメイズシェラーの開発◎唐箕◎ウインドミル顛末記◎JICA理事の言葉◎宝石鉱山◎Uさんの紙漉きプレス◎ウインドポンプの開発◎唐臼の製作◎種牛の体重計◎サファリと砂糖工場◎一村一品運動の村々◎M5に架けられた橋◎タカタカ紀行◎マラウイアンになりたかった彼女◎ベギー女史◎ハイウェイ拡張工事◎ザンビア旅行◎S急便のトラック

──追憶のマラウインアンたち
◎バナナ、グランドナッツ売り◎アレンドホテル◎ホテルの向かいのマダム◎病院◎ティー、コーヒーの話から◎ミセス・チロンボ◎小さな友達、ピーター◎二人の幼子と母親◎引っ越しと泥棒事件◎「NATION」の記者◎隣の家のウオッチマン◎エリッサの思い出◎キャッサバ売りのばあちゃん

【著者紹介】木下孝司(きのした・たかし)
1950年兵庫県生まれ。1971年国立明石高等専門学校機械工学科卒。卒業後、産業用焼却炉、鉄鋼プラント、食品機械、自動車部品など一貫して機械設計に従事。2006年4月〜2008年3月の2年間、JICAのシニア海外ボランティアとして、マラウイ共和国へ農産品加工機械の技術指導に赴任。

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