実践・インドとのかかわり方

著者:本部隆一
判型:四六判
頁数:192頁
ISBN4-931246-05-2 C0036
定価:本体1262円 + 消費税
【内容】
シンボリックに語られるインドはもうごめん!
カーストを理解することなしに、インド世界を理解することはできない。
「カースト論」を踏まえた、きわめて現実的なインドの旅から、私たちの「旅のスタイル」「自由」「自分らしさ」を検証する。インドをメディアにした現代若者論でもある一書。

【目次】
(1)インドでなければならない理由はない
 …第三世界を貧乏旅行すれば人間性が豊かになるわけではない
(2)「インドへの道」私の場合
(3)ヒンズー教徒の人生観……………………目標がなければ生きる意味はない?
(4)旅のなかで出会うカースト………………異文化理解の必要性
(5)カーストの存在理由………………………人間は平等、なんかじゃない?
(6)むらの学校で考えたこと…………………学校への過剰同調から自由であるために
(7)結婚について・比較文化論的に…………イベント?それとも聖なる儀式?
(8)インドで「社会勉強」しよう

【著者紹介】本部隆一(もとべ・りゅういち)
1954年生まれ。大阪外国語大学ヒンディー語学科を経て、大阪市立大学大学院文学研究科へ進む。現在、四天王寺国際仏教大学講師。著書に『逸脱の社会学』(共著・放送大学印刷教材)。論文に「<いじめ>と日本的<絆>」(『現代の社会病理』)など。熱烈な宝塚歌劇団のファン。元鉄道マニア。

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