ACEM:アフガン子ども教育運動への募金のお願い
映画『カンダハール』をイラン-アフガニスタン国境の難民キャンプで撮影したモフセン・マフマルバフ監督は、その際、キャンプに暮らすアフガン難民の子どもたちへの教育の必要性を強く実感し、その問題に積極的に取り組みはじめました。
 2001年11月3日、マフマルバフ監督は「アフガン子ども教育運動:Afghan Children Education Movement」の草案をハタミ・イラン大統領に送り、イラン国内の難民キャンプにいる50万人のアフガンの子どもたち(居住許可のない子どもたちも含む)に識字・衛生教育を、イランの「識字運動団体(The Literacy Movement)」主導のもとユニセフ、ユネスコなどの国際団体と自らのマフマルバフ・フィルム・ハウスの支援により実施することを提案しました。ハタミ大統領は、このACEMプロジェクト実施に向け、政府の文化委員会で速やかに検討するよう指示。世界では46ヶ国のユニセフ・オフィスが協力を表明し(日本は含まれず)、世界各国の『カンダハール』上映劇場でのACEM支援募金箱の設置に同意しました。
 2002年1月、ACEM代表であるマフマルバフ監督の3ヶ月に渡る努力が実り、ついにイラン政府は法律を改正、イラン国内にいるアフガン難民の子どもたちも正式に教育を受けることができるようになったのです。ACEMとハタミ大統領のイラン政府やユニセフ・ユネスコの国際団体などがその費用の一部を提供、さらに国際社会からの援助を必要としております。
 モフセン・マルマルバフ監督の提唱で始まったACEMは今やNGOとしてイランから世界へと発信し、イラン国内の難民キャンプからアフガニスタン国内へと活動の幅を広げて、現在、アフガニスタンのヘラートに女子学校を建設中など、アフガンの未来を担う子どもたちの教育活動に心から尽力していきます。
 日本の皆さまの暖かいご支援とご協力をお願い申し上げます。
 皆さまから寄せられたACEMアフガン子ども教育運動への募金は「カンダハール」配給会社(有)オフィスサンマルサンの協力により、ACEM,Japanアフガン子ども教育運動日本事務所設立準備室の郵便振替口座にて集計し、UNESCO本部に設置されているACEM口座(Project436 AFG10)に送金されます。
ACEM,Japanアフガン子ども教育運動日本事務所設立準備室
〒663‐8103兵庫県西宮市熊野町8−13−502 チャンネルアジア内
Phone:0798-67-2087: Fax:0798-67-2300 :代表 旦 匡子(だん きょうこ)
<郵便振替口座番号> 00990−9−94488 
<郵便振替口座名義> ACEMアフガン子ども教育運動日本事務所設立準備室

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